マリナーズ・シェフィールドが昇格へ 菊池をリリーフ予定

マリナーズは日本時間4月27日のレンジャース戦で先発予定の菊池雄星を、投球回数の制限を目的として1イニング程度で降板させる方針だ。いわゆる「オープナー」に似た起用法となるため、菊池が降板したあと、長いイニングを担うリリーバーが必要となるが、22歳の有望株左腕、ジャスタス・シェフィールドを昇格させてその役割を担わせるようだ。シェフィールドの昇格に伴い、リリーフ右腕のショーン・アームストロングがDFAとなることがすでに報じられている。

オフシーズンにジェームス・パクストンをヤンキースへ放出したトレードでマリナーズに加入したシェフィールドは、今季AAA級で3試合に登板して0勝1敗、防御率3.93をマーク。日本時間4月23日には「オープナー」のマット・テニュータのあとを受けて、リリーフで3イニングを投げており、「予行演習」も済ませている。

菊池は今季ここまで6試合に登板して1勝1敗、防御率4.68をマーク。マリナーズ首脳陣は、菊池がメジャーリーグに適応するのを後押しするため、投球回数の制限を目的として1ヶ月に1度程度のペースで1イニング程度の先発登板を行わせることを明言していたが、日本時間4月27日のレンジャーズ戦がその第1回目となる。

スコット・サービス監督は「シェフィールドには95球くらい投げるつもりで準備をしておけと言ってある。95球も投げることはないと思うけどね。菊池は1イニングだからといって無理に全力投球する必要はないし、いつも通りに試合に臨んでほしい。1イニング、良いピッチングをしてくれることを期待しているよ」とコメント。シェフィールドは中3日での登板となるため、必要以上に長いイニングを投げさせるつもりはないようだ。

「シェフィールドが100球近く投げることはないだろう。残りをリリーフ陣で凌げると判断したところまで投げてくれるのが理想だね」とサービス。菊池とシェフィールドがどのようなピッチングを見せるか注目だ。

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