NHK福岡「がめにラジオ」に新MCの九星隊が登場。公開収録での緊張感の中、大先輩からMCの極意を学ぶ!

NHK福岡放送局は4月26日(午後11:00)にNHK-FM(九州・沖縄)で「九星隊 presents『がめにラジオ』」をスタートさせる。同番組は毎月最終金曜日に放送予定。出演は九州を拠点に活動するアイドルグループ・九星隊(ナインスターズ:以下ナイスタ)。

「がめにラジオ」は、毎回観客を招いての公開収録を行う。記念すべき初回、事前の抽選で当選したファンの前に、膝のけがのリハビリで欠席となった大池瑞樹を除く山口託矢、中村昌樹、藪佑介が登場した。初めての公開収録メインMCということで、その緊張感は客席のファンにも伝わっていた様子。それでも大池からのサプライズの生電話やパネルでの登場などもあり、会場は盛り上がりをみせた。

ラジオはリスナー(聴取者)との距離の近さが魅力。まもなく新時代を迎えるということで「これから挑戦したいこと」「夢に向かって頑張っていること」をテーマに事前に寄せられたメッセージを読み、トークを展開。客席にいるファンにも質問を投げかけ、客席との“自撮り”も行った。撮影した写真は、放送に連動してウェブやSNSで公開される。

そして、初回ゲストには事務所の先輩であるゴリけんが登場。芸歴22年となったゴリけんと22歳のナイスタ。そんな大先輩が「ゴリけん道」と題して自身がMCを務める際に意識する“三つのおきて”を伝授。また、ナイスタがMC術を磨くためにお題を他の言葉で言い換えて表現する「口ジェスチャーゲーム」も繰り広げ、会場は大爆笑に包まれた。ゲームの結果はぜひ放送で。

最後は、3人で最新曲「By your side」を披露。事前に客席に配られたメンバーカラーのペンライトと歓声の中のパフォーマンスで、メンバーは汗だくに。大盛り上がりとなったところで初回の収録は幕を閉じた。

オンエアは九州・沖縄エリアだが、NHKネットラジオ「らじる★らじる 福岡」を通じて、全国各地から聴取可能。また番組HPでは、収録後に感想などを語り合う動画「アフタートーク」も公開予定だ。

初回収録終了後、九星隊が囲み取材に応じた。

──初回はどのような気持ちで臨みましたか?

山口「(前任の)C&Kさんは九州だけでなく全国区で活躍されていたので、僕たちも『がめにラジオ』を通して、全国の皆さんに知っていただけたらなと思っていました」

中村「初めての公開収録で、めちゃくちゃ緊張しました。でも、ここからがスタートなので、まずは九州の方に知っていただきたいなという気持ちです」

「初めてNHKさんでラジオ番組をさせていただくということで、新しい層の方にもナイスタを知っていただけるのではないかなと思います。今まで通りやりつつ、初めましての方にも浸透できるようなトークを展開したいと思って臨みました」

──皆さんのラジオに対するイメージを聞かせてください。

山口「ラジオに対するイメージは、自分でやり出して変わりましたね。みんなはナイスタになる前、ラジオ聞いてた? 僕は車の中で聞いていたくらいであまり…」

「なる前は、正直あまり聞いてなかったですね」

中村「浪人生が勉強の傍ら聞いてるみたいな、でも前向きになれる、元気をもらえるイメージはあります。なので、自分がそっちの立場になれるのはうれしいですね」

山口「僕は地元が福岡県大川市で工場などが多いので、工場の人が聞いているイメージですね。テレビは付けられないので。ラジオのお仕事をやらせていただくことになって初めて伝える側になって、言葉だけで伝えることの難しさとか、音で情報を伝えるのが新鮮で僕たちも勉強になっています」

──言葉だけで伝えるために、やっている・勉強していることはありますか?

山口「知識をたくさん身に付けたいと意識しています。普段やらないことも、やってみたら新たな発見になることもあるし、その知識が生かせる場面もあると思うので、自分から動くことを意識しています」

中村「今日やった口ジェスチャーゲームもそうですけど、例えば僕らはファンの方のことを『隊員』と呼ぶのですが、今日もナイスタのことを誰もが知っているように話してしまうところがあったので『隊員がね』ではなく、一旦説明するということを意識したいです」

「言い回しやこういう角度から話題に入っていくんだとか、たくさんいる先輩から日々学んでいます。自分の感性以外の目線で考えることで展開も面白いものになると思うので」

──このラジオで伝えていきたいことを教えてください。

山口「僕はナイスタになってから、方言は少し恥ずかしいものかなと思っていました。でもお仕事で他の地方に行った時に、方言は直さない方がいいよとか言われたりしたんです。最初はコンプレックスだったんですけど、今は一つの強みとして考えているので、そこ(方言)は出していきたいです」

中村「全国で聞いていている方にも、方言で九州の人だと気付いてもらえたらいいよね」

「ラジオなので、テレビではあまり取り上げられないような地元の人しか知らないグルメやスポットを紹介したいです。アプリで全国でも聞けるので、リスナーさんにもぜひ情報を教えていただきたいです。僕自身も山口から(福岡に)来て、まだ知らないことだらけなので、一緒に学ぶ感覚ですね」

──初回の個人採点をお願いします。

「30点。かんだりとかはありましたけど、雰囲気のいい中でやらせていただいたので。観覧の方やゴリけんさんも一緒に盛り上げてくださったので、自然な感じを少しは出せたかなと思います」

中村「最初は緊張したんですけど、個人的にすごく楽しめたので、反省点もありますが半々の50点です。初回でいい面も悪い面も見えました」

山口「MCがナイスタで、その中でも一応回す役ではあったんですが、僕自身は20点くらいですね。かむし、間ができた時につなぐ難しさを感じました。トーク術がまだ足りないなと思いました。お客さんにテンパっている姿が見えるのもダメだなと。今日学ぶことも多かったので反省して次に生かしたいです」

「次は瑞樹もいるから、一人一人の余裕も少し出るかな?」

山口「瑞樹も瑞樹で最初やけん緊張してそうやけど、楽しみやね(笑)」

──改めて、今後の意気込みをお願いします。

「初めて公開収録の場でラジオをさせていただいて、ゲストをお招きしていろんな話を聞き出すという立場も初めてなので、新たな挑戦です! 頑張ります」

中村「公開収録ってあまりないので、お客さんと一緒に盛り上がっていけるようなラジオにしていきたいなと思います」

山口「アプリなどでも聞けるので、僕たち自身ももっと宣伝していって、いろんな世代の方にも聞いていただきたいです。がめにラジオのことも僕たち自身のことも知ってもらえるよう頑張ります」

「それから、せっかくの公開収録なのでラジオを聞いた方も、次スタジオに生で聴きに行きたいと感じてもらえるようなラジオを目指していきたいです」

「がめにラジオ」は、毎月最終金曜午後11:00から放送予定。声だけでなく、本人たちの表情も見ることができる公開収録へもぜひ足を運んでみてほしい。

© 株式会社東京ニュース通信社