宇宙Sixがキャラの濃い江戸時代の有名人に!「愛情を詰め込んだ舞台です」

ジャニーズJr.のグループ・宇宙Six(江田剛、山本亮太、松本幸大、原嘉孝、目黒蓮)が出演するミュージカル「のべつまくなし」が4月25日、東京・池袋のサンシャイン劇場で初日を迎えた。

今作は、劇団30-DELUXとのコラボレーション作品の第2弾。江戸の町を舞台に、近松門左衛門や大岡越前など歴史上の人物が活躍する物語で、“アクションプレイミュージカル”という新たなジャンルを掲げている。芝居はもちろん、ダンス、アクション、宇宙Sixメンバーそれぞれのソロ曲と、盛りだくさんの内容だ。

ゲネプロ前の会見で、見どころを聞かれ「全員キャラがとても強いです」と松本。自身が演じる大岡越前についても、「正義のヒーローで、コメディー要素が強い。ちっちゃいお子さんも、見てくれたら愛してくれると思います」と自信満々。そして、「決め言葉があります。皆さん一緒に~!」とキャスト陣を巻き込み、「ジャスティス!」の決め言葉とポーズを披露。思わず一緒にポーズを決めた山本も「うちら、こんなにチームワークよかったっけ?(笑)」と驚く一体感を見せた。

原は「今回、衣装的に腹チラがあるんですよ。原だけに」と名前に引っ掛けながらおなかをチラ見せ。「なので体のケアも心がけて、ここ2週間くらい夜ごはんも食べていないくらい」とアピールすると、「ちょっと待ってください!」と松本からツッコミが。「ついこの間も2人で遊びに行ったんですけど、速攻ホットドック食べて、そのあとサムギョプサルもガンガン食べてました(笑)」と暴露され、原は「そういう日もあるよっていう…。まぁでも、それくらい気を使って頑張りましたっていうことを伝えたい!」と、しどろもどろになって笑わせた。

江田は「落ち込んだり励ましてもらったり、逆に人を励ましたりという心の動きを見せられたらと思います。(自身は)そういう感情を普段見せないで内に持っているので、全部出す役というのは挑戦なのかな」と分析。すると山本が「でも、似てるっちゃ似てない?」と言い、製作総指揮の清水順二氏も「ぶっちゃけ当て書きです。(江田は)いつも背負っているものがあります。稽古場でも多方面に人を見て、分析してる感じがある」と明かした。

山本が役との共通点を「何かをやろうとすることに関しては、僕はグループの時も案をいっぱい出すので似てるのかなって」と話 すと、「発信力ね」と江田がフォロー。続けて江田は「(山本との)2人の関係性でいうと、事務所の入所からずっと一緒で。そういう関係性も役の中で生きてくるのかなと思います」と語った。江田は本編後のレビューショーの演出を担当しており、「新曲は山本が振り付けして、2曲目は僕が(山本に)相談しながらやりました。ペンライトを振って楽しんでもらえたら」と、ここでも山本との密なつながりをうかがわせた。

稽古期間は3カ月間に及んだという今作品。最後は「たくさんの愛情やいろんなものを3カ月詰め込んだ舞台になっていますので、1カ月間全力で突っ走っていきたいと思います!」という江田の意気込みに続き、全員で「のべつまくなし!」と声をそろえ気合を見せた。

サンシャイン劇場での公演は5月6日まで。その後、9日に名古屋・アートピアホール(青少年文化センター)、15~18日に大阪・サンケイホールブリーゼ、23、24日に福岡・北九州劇場 中劇場で行われる。

取材・文/加治屋真美 撮影/古賀良郎

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