求人、2カ月連続下落 三重県内3月、高水準は維持

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 三重労働局が26日に発表した3月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.02ポイント下回る1.71倍で、2カ月連続で下落したものの高水準を維持した。雇用情勢は「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と7カ月連続で判断した。

 有効求人倍率の全国順位は前回から2つ下がり14位。有効求人数は前月比1.8%(712人)減の3万8608人、有効求職者数は0.8%(175人)減の2万2524人。新規求人倍率は2.31倍で、前月を0.18ポイント下回った。

 産業別では、運輸業・郵便業(前年同月比25.7%減)やサービス業(25.0%減)、医療・福祉(9.1%減)の新規求人の減少が目立った。製造業も19.8%減の1658人だった。県内に9カ所ある安定所のうち4カ所で前年同月を下回った。

 平成30年度1年間の有効求人倍率(原数値)は前年度を0.06ポイント上回る1.71倍で、平成2年度の1.76倍に次ぐ高水準となった。30年度の前半に求人が例年と比べて多かったため。

 下角圭司局長は「有効求人倍率の堅調な伸びを下支えしてきた製造業や医療・福祉からの求人が2カ月連続で減少したため、全体の求人数も減った」と説明。「求人数の動向は引き続き注視していく必要がある」と述べた。