シャーザー2500奪三振達成もパドレスが逆転で接戦制す

【パドレス4-3ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

パドレスはナショナルズ先発のマックス・シャーザーの前に10三振を喫するなど、7回まで4安打2得点に抑えられていたものの、2対2の同点で迎えた8回表にヤン・ゴームズの捕逸により勝ち越しに成功。その裏、3番手のクレイグ・スタメンがメジャーデビュー戦となったカーター・キーブームに1号同点ソロを浴びたものの、9回表にハンター・レンフローが5号勝ち越しソロをセンター左へ叩き込み、これが決勝点となった。パドレス先発のマット・ストラームは6回4安打2失点の好投でチームの勝利に貢献。一方、シャーザーは7回4安打2失点の好投を見せたものの、チームの勝利にはつながらなかった。

シャーザーは、6回表先頭のマニュエル・マーゴから奪ったこの試合7つ目の三振で史上35人目となる通算2500奪三振を達成した。通算344試合目での達成は、ランディ・ジョンソン(元ダイヤモンドバックスなど)の313試合、ノーラン・ライアン(元レンジャーズなど)の338試合に次ぐ史上3番目のスピード記録であり、投球イニング数で見ても同様に3番目の速さ。現役選手ではCCサバシア(ヤンキース)とジャスティン・バーランダー(アストロズ)に次ぐ3人目の快挙となった。今季は6試合で1勝3敗、防御率4.12とまだ本調子ではないものの、奪三振率12.36は自己ベストを上回る数字。驚異の三振奪取能力に陰りは見えない。

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