【MLB】ダルビッシュ、2回まで56球要するも無失点 初回は1死満塁のピンチ切り抜ける

ダイヤモンドバックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

2回は2死から投手に四球、2イニング連続で28球を投じて無失点

■Dバックス – カブス(日本時間28日・アリゾナ)

 カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で今季6度目の先発マウンドに上がり、初回は1死満塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。

 ダルビッシュは先頭のダイソンに対して3ボール1ストライクとボール先行になるも、高めの直球でフルカウントとすると、内角低めへのスライダーで空振り三振。しかし、エスコバーには初球の94マイル(約151キロ)の直球を痛烈なライナーで右翼線に運ばれ、二塁打とされる。

 ペラルタにはフルカウントから四球を与え、ジョーンズにはツーシームが抜けて肩への死球でいきなり1死満塁の大ピンチ。ウォーカーにもフルカウントとなるも、9球目のスライダーで空振り三振。マルテは1ボール2ストライクからカットボールを打たせて一ゴロに仕留め、初回だけで28球を要するも無失点に抑えた。

 2回はアーメドを中飛、マーフィーを二飛と簡単に2アウトを奪うも、ピッチャーのゴドリーに対して3球目の速球が頭部付近に抜けるなど制球が定まらず、フルカウントから四球。ダイソンにもフルカウントから四球を与えて2死一、二塁とするも、エスコバーは3球三振。しかし、この回も28球を要し、無失点ながら2イニングで56球と球数が多くなっている。

 ダルビッシュはここまで5試合登板で1勝3敗、防御率5.96。22回2/3で18四球、6被弾と本来の調子は取り戻せていない。(Full-Count編集部)

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