長崎大が文科省に情報系新学部を申請 2020年設置予定

 長崎大は26日、2020年4月に新設予定の情報系新学部「情報データ科学部(仮称)」の設置計画書を文部科学省に提出した。文科相が6月ごろに設置の可否を判断する見通し。

 同学部は人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などに精通し、課題解決や価値創造できる人材を養成する。高度なプログラミングなど情報工学を学ぶ「インフォメーションサイエンス」とデータ分析や統計学などを学ぶ「データサイエンス」の2コース。

 工学部工学科の定員(380人)を50人、教育学部の定員(240人)を60人減らし、新学部の定員枠(110人)を確保する。インドや中国などを中心に外国人留学生も10人余りを受け入れる方針。専任教員は26人。新学部は文教キャンパスに置く。

 同大は「医療や観光と情報技術を組み合わせるなど本学の強みを生かして新たな価値を創り出したい」としている。

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