ソフトボール日本L女子 長崎県で初開催 トップ選手が熱戦

【シオノギ製薬―日立】迫力ある試合を繰り広げた選手たち=諫早市第1野球場

 ソフトボールの日本女子リーグ1部の公式戦が27日、諫早市第1野球場で行われ、国内トップ選手たちの熱戦に市民らが温かいエールを送った。長崎県では初めての開催。この日は第2節長崎大会の第1日で、4チームが計2戦を実施した。

 第1試合の「シオノギ製薬-日立」は日立が三回、2死三塁から松本の2ランで先制。シオノギの反撃を1点に抑えて逃げ切り、開幕4戦目で初勝利を飾った。第2試合の「豊田自動織機-SGホールディングス」はSGが2-1で競り勝ち、3勝目を挙げた。

 両試合のプレーボール前には地元出身選手に花束を贈呈。シオノギ製薬の戸村美紅内野手=長崎市出身=、豊田自動織機の金江爽友外野手=佐世保市出身=が元気な姿を見せた。

 ソフトボール女子は五輪で日本が2000年、04年、08年と3大会連続でメダルを獲得。東京五輪でも活躍が期待されている。観戦した九州文化学園高3年、ソフトボール部の福島暖副主将(17)は「自分たちと全然レベルが違って、吸収できることがたくさんある。試合前の雰囲気づくりも上手で、楽しんでプレーしているのが印象的」と刺激を受けた様子だった。

 日本女子リーグ1部には12チームが参戦。この日は各地で計6試合が行われた。長崎大会最終日は28日、午前10時半から「豊田自動織機-シオノギ製薬」、午後1時から「日立-SGホールディングス」を実施する。

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