ヤンキース・サンチェス Statcast史上最長の満塁弾

【ヤンキース6-4ジャイアンツ】@オラクル・パーク

3回表にDJレメイヒューのタイムリーで先制したヤンキースは、5回表一死満塁のチャンスでルーク・ボイトの押し出し死球でリードを2点に広げ、さらに続くゲーリー・サンチェスが左中間スタンドへ飛び込む7号グランドスラム。この回一挙5得点でリードを6点に広げた。先発のJ.A.ハップは2つしか三振を奪えなかったものの、打たせて取るピッチングで7回5安打無失点の好投を見せ、9回裏に2番手のルイス・セッサがヤンハービス・ソラーテとエリック・クラッツに一発を浴びて4点を失うも、クローザーのアロルディス・チャップマンを投入して6対4で逃げ切り。ハップが今季初勝利、チャップマンは今季5セーブ目をマークした。

リードを2点に広げた直後、5回表一死満塁で飛び出したサンチェスの自身初となるグランドスラムは、打ったサンチェスと打たれたデレク・ホランドがスタンドインを確信する文句なしの当たりだった。Statcastの計測によると、この一発の飛距離は467フィートで、Statcastが導入された2015年以降、グランドスラムでは最長飛距離。「4打点を叩き出すチャンスを得たときは、それもモノにするだけだよ」とサンチェスは誇らしげに語った。また、ボイトは押し出し死球により継続中の連続出塁記録が38試合に。これは継続中の記録としてはメジャー最長となっている。

© MLB Advanced Media, LP.