アストロズ・ケンプ 延長10回に代打サヨナラ本塁打

【インディアンス3-4xアストロズ(延長10回)】@ミニッツメイド・パーク

3対3の同点で延長戦に突入したインディアンス対アストロズの一戦は、伏兵の一発で劇的なクライマックスを迎えた。10回裏から登板したインディアンス5番手のアダム・シンバーに対し、アストロズは9番のマックス・スタッシに代えて左打者のトニー・ケンプを代打に起用。カウント2-1からの4球目、高めに浮いたシンカーをケンプが振り抜くと、打球は右翼ポール際に飛び込むサヨナラ本塁打となった。身長168cmの伏兵が放った劇的な一発に、本拠地ミニッツメイド・パークのファンは大興奮。9回表から登板して2イニングを無失点に抑えたクローザーのロベルト・オスーナに今季2勝目が記録された。

インディアンスがシェーン・ビーバー、アストロズがブラッド・ピーコックの先発で始まった一戦は、2回裏にアレドミス・ディアスのタイムリー二塁打でアストロズが先制。インディアンスは4回表にカルロス・サンタナの併殺打の間に同点としたものの、6回裏にカルロス・コレアがレフトスタンドへの6号2ランを放ち、アストロズが2点を勝ち越した。しかし、ピーコックが6回1失点で降板すると、インディアンスは7回表に2番手のウィル・ハリスから一死一・二塁のチャンスを作り、3番手のライアン・プレスリーの暴投で二・三塁となったあと、フランシスコ・リンドーアの犠牲フライとマイク・フリーマンのタイムリーで3対3の同点に。試合はそのまま延長戦に突入し、ケンプの代打サヨナラ本塁打で劇的なエンディングとなった。

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