中日、今季最多3万6360人も競り負け 5割逆戻りに与田監督「負ける時は大体そう」

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中日・与田監督【写真:福谷佑介】

6回7安打2失点の先発の柳には「高いものを求めていますから」

■阪神 4-2 中日(28日・ナゴヤドーム)

 中日が接戦で競り負け、5割に逆戻りとなった。28日、本拠地ナゴヤドームで行われた阪神戦。今季最多の3万6360人が集まる中、相手を上回る11安打を放ちながら、2点止まり。あと1本が出ない試合展開に、与田剛監督は「負ける時はだいたいそうだからね」と淡々を振り返った。

 先発の柳は6回7安打7奪三振で2失点(自責は1)。3者凡退は3回だけと、毎回のように走者を背負いながらも粘りの投球を見せた。なんとかゲームを作った右腕に対し、指揮官は「次に繋げてもらわないといけない。(今日の投球への)見方は色々ある。高いものを求めていますから、今日出来なかったことを出来るようにすること」と、更なる内容の向上に期待した。

 7回に2番手の田島が決勝点を奪われた。先頭のナバーロに四球を与え、近本に左前安打。犠打で走者が進み、糸井に2点適時二塁打を許した。9試合ぶりの失点となった右腕について、与田監督は「このところいい状態で投げていた。同点で慎重に入るところ、今日はその辺りがうまくいかなかったですね」と語り、責めなかった。

 ただ、細かいミスがあったことは事実。2点目を奪われた4回2死一、三塁で、一塁走者の木浪が二盗を企てた。加藤はスローイングを途中で止めたが、ボールだけが手から溢れ、三遊間を点々…。悪送球となり、その間に2点目を奪われた。1点ビハインド5回2死満塁のチャンスでは阿部が遊撃への適時内野安打を放ち、同点としたが、一気に勝ち越しを狙った二塁走者の京田が本塁で憤死。もったいないプレーだった。

「全てパーフェクトにというのはありえない」という与田監督は、加藤について「今年から1軍でプレーしている。甲子園の時も話しましたし、出来なかったことを次に繋げること。それだけですね」と、今後の糧とすることを求め、京田の走塁については「いろんなことは思っています」とだけ話していた。

 接戦を落とし、再び5割に戻った中日。6年連続Bクラスからの脱脚を目指すためには、1個1個の細かいミスを減らし、野球の質を高めることも必要だろう。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)