Wソックスのアンダーソン、今回はサヨナラ弾で喜び爆発も…バット投げに“賛否両論”
■Wソックス 12-11 タイガース(日本時間27日・シカゴ)
ホワイトソックスのティム・アンダーソン内野手が26日(日本時間27日)の本拠地タイガース戦でまたしても「バットフリップ(バット投げ)」を見せ、“賛否両論”を呼んでいる。MLB公式ツイッターがそのシーンの動画を公開すると、ファンが激論を繰り広げた。
8回まで11-11という乱打戦となった26日の試合。9回2死走者なしで打席に立ったアンダーソンは、右腕ヒメネスの初球をスライダーを完璧に捉え、レフトスタンドへ運んだ。延長戦突入濃厚だったが、一振りで決着。喜びを爆発させてダイヤモンドを一周し、迎えたチームメートにもみくちゃにされた。
しかし、問題視されたのはホームランを打った直後の“振る舞い”。打った瞬間ホームランと確信したアンダーソンは、バットを味方ベンチ方向に向かって投げ飛ばし、雄叫びをあげた。この“バットフリップ”が注目された。
アンダーソンは17日(同18日)のロイヤルズ戦で4回に右腕ブラッド・ケラーから通算50号のソロ弾を放ち、自軍の三塁ベンチ方向へバット投げ。これが侮辱行為と取られたのか、次の打席でケラーから臀部付近への死球を当てられて両軍の選手やスタッフが入り乱れる乱闘騒動に発展し、4人が退場処分となっていた。それから、約1週間半後にアンダーソンが再び“バット投げ”をしたことが、賛否を呼んだ。
ファンはツイッターで“激論”「また出場停止になるね」「気に入った!」
今回はサヨナラ弾とあって、前回と状況は違う。ただ、MLB公式ツイッターが「12得点、21安打、勝負強い一発(本塁打)」との文言を添えてこのホームランの動画を公開すると、コメント欄ではアンダーソンの“バットフリップ”の是非について激論が繰り広げられた。
「出場停止」
「ワォ! 彼はブラッド・ケラーにすぐさまぶつけられるべきだ!」
「明日出場停止だ」
「僕はアンダーソンをよく見るコアなカブスファンだけど、彼はTVで必見の選手だよ。彼の試合における情熱が大好きなんだ」
「なんてことだ、彼はバットフリップをしたのか。気分を損ねた人たちからの反応は覚悟しておいてね」
「球界にはこのような類の情熱が必要だね」
「また出場停止になるね」
「気に入った!」
「この兄ちゃんが野球を救うことになるのさ」
「その調子だよ、ティム! 君は球界にとって素晴らしい存在なんだ!」
「もっとサヨナラ本塁打でのバットフリップが見たいなあ」
「アンダーソンは頭にぶつけられるぞ」
日本では特に問題視されない行為だが、米国では“侮辱”と捉える人も少なくない様子。同じア・リーグ中地区の両チームは今季まだ対戦を残す。ひとまず、27日(同28日)の試合は雨天中止となったが、28日(同29日)に一悶着あるのだろうか。(Full-Count編集部)