ミランは4位に入れるか?ガットゥーゾ監督の答えが正直すぎる

『Gazzetta dello Sport』など各メディアは27日、ミランの監督を務めているジェンナーロ・ガットゥーゾのコメントを掲載した。

先日コッパ・イタリアのラツィオ戦で敗れ、タイトルの可能性を失ったミラン。残る目標は4位以内に入りチャンピオンズリーグ出場権を獲得することで、それに失敗した場合は主力を放出しなければならないと考えられている。

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28日に戦うトリノ戦前の記者会見に臨んだガットゥーゾ監督は以下のように話し、メンタリティを変える必要があると強調した。

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 「明日はこのユニフォーム、選手のキャリア、そしてミラノの街全体のためにプレーをしたい。

勝利を捧げたいものがたくさんある。我々はネガティブな時を経験してきたし、受けた批判が正当化されてきた。

明日はアタランタと似た特徴を持つトリノに立ち向かうわけで、フィジカルの強さとキレが必要だ。我々の義務は、もっとよくなることだ。

難しい時間だ。我々は魂を見せてきたが、それがこのところ欠けていた。悪いプレーをすることはあるものだが、それを乗り越えるのは心と忍耐だ。

我々はこの状況に立ち往生しているように見えるよ。魂を見つけ出さなくてはならない。

誰かを糾弾しているわけではない。団結して何かをすることの重要性を理解し、それを確認する必要があるだけだ。

我々は自分ひとりの小さな規模で見るのではなく、より大きな全体像を見て、心を一つにまとめて考えなければならない。

私の将来、そして選手の去就。あまりにも多くのコメントを聞くが、もうたくさんだよ。ミランの未来だけを考えるべし。全てはピッチで証明せねばならない。

今、ミランはあらゆる部分でスイッチを切ってしまっているようだ。喋ることは現段階で意味がない。行動と結果が必要だ。

フィジカルの問題じゃない。まだ走れているじゃないか。ただ、メンタリティは変えなければならないのだ。

誰もが危険に晒されていることを知っている。好きで悪いプレーをする選手など誰もいない。ミランはこれまで何年もチャンピオンズリーグに出ていない分、人々から『価値がない』とも批判される。しかしそれは真実ではない。

我々には長所と短所がある。しかし選手はだれもがリスペクトに値する。そしてネガティブなときもあるものだ。

リーダーシップというのはスーパーマーケットに行って10ユーロで買うことができるようなものじゃない。時間が必要なんだ。旅をして、パズルのピースを埋めていかなければいけないのだ」

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(ミランは現在5位だが、4位のローマとは2ポイント差だ)

「チャンピオンズリーグ出場権が得られる4位以内を手放したい者は誰もいない。

最近のパフォーマンスを見れば、ミランは4位に入れる有力な候補ではないね。しかしサッカーは奇妙なスポーツだ。

団結を保ち、忍耐を持って、義務を果たすためにあらゆる手を尽くすのだ。そして、シーズンの終わりに全てを判断する」

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