上越新幹線で停電 運休や遅れ GW直撃 4万2千人に影響

©株式会社新潟日報社

3時間半ほど遅れた下りの上越新幹線が到着し、利用客でごった返す改札口=28日午後2時ごろ、JR新潟駅

 28日午前7時半前、上越新幹線の上毛高原(群馬県)-浦佐間で停電が発生し、東京-新潟間の上下線で運転を見合わせた。約3時間半後の同11時ごろから順次、運転を再開したが、計22本が運休、計35本で最大4時間遅れた。北陸新幹線の一部にも遅れが出て、計約4万2600人に影響した。

 JR東日本によると、停電は2度にわたり、湯沢町にある「新湯沢変電所」のトラブルが原因。最初の停電では、走行中だった下り「とき301号」が上毛高原駅と越後湯沢駅の間に停車。上り「Maxとき302号」は越後湯沢駅に停車中だった。

 午前7時50分ごろ、いったん別の変電所から送電を再開し復旧、「とき301号」は40分余り遅れて新潟駅に着いた。しかし、その後に電流を切り替える装置が動かず、復旧作業のために午前8時半ごろに再び停電させた。午前11時ごろから運転を再開した。

 遅れのため新潟駅から羽越線の特急「いなほ」などに乗り継げなかった人も多く、JRはバスやタクシーの代替輸送で対応した。

 上越新幹線の下り各列車は、28日朝から帰省や行楽客らの予約で満席だった。JR東日本は、けが人や体調不良を訴えた人はいなかったとしている。

 新潟駅では再開を待つ間、駅員に見通しなどを尋ねたり、買い物で時間をつぶしたりする人が目立った。JR東京駅では足止めされた人があふれ、混乱した。

 2人の孫を連れ、約2時間遅れで新潟駅に着いたという埼玉県川越市の女性(65)は「車内はぎゅうぎゅう詰めで、孫を床に座らせるなどして長時間を過ごし、大変だった」と疲れた様子だった。