レッドブル代表「トラブルは発生したが、ポジティブな週末。メルセデス&フェラーリに一歩近づけた」:F1アゼルバイジャンGP日曜

 2019年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4位、ピエール・ガスリーはドライブシャフトのトラブルでリタイアした。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 マックスは今日素晴らしいレースをした。残念ながらスタートで(セルジオ・)ペレスに抜かれ、その後に抜き返したころにはトップ集団から引き離されてしまっていた。

 レース中盤には強力な走りをして上位勢との差を10秒縮めた。バーチャルセーフティカー(VSC)が導入される前にはセバスチャン(・ベッテル)に3秒差まで迫っていたが、皮肉にもピエールのリタイアで出たVSCによってタイヤの温度が下がり、その後はペースが落ちてしまった。

 ピエールのマシンに起きたトラブルについて完全に状況を把握できていなかったので、マックスを確実に完走させるため、最後の数周を慎重に走ってもらった。

2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)がバトル

 ピエールについては、リザルト自体は悔しいものだったが、週末全体としてみると、今シーズン最も強力なパフォーマンスを見せてくれたと思う。今日のレースは素晴らしかった。同じタイヤでスタートしたシャルル・ルクレールと比較すると、ファーストスティントの50パーセントはピエールの方が速かった。

 6位でフィニッシュできたはずだったが、残念ながらドライブシャフトの問題により、残り15周のところでリタイアしなければならなかった。しかし彼は今週末、強力なパフォーマンスを見せた。たくさんポジティブな要素を得て、この地を去ることができる。

 また、我々がメルセデスとフェラーリに一歩近づけたという意味でも、ポジティブな週末だった。

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