「分析好き」のバルセロナDFラングレ、予想が大失敗した試合を告白

『El Periodico』は26日、バルセロナのDFクレマン・ラングレのインタビューを掲載した。

今季セビージャからバルセロナに移籍してきた左利きの長身DFラングレ。サミュエル・ウンティティが怪我がちであることもあり、かなりの試合に出場してきた。

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彼はいわゆるインテリタイプのDFであることでも有名で、繊細な分析をしていることでも知られる。どうやって試合への準備をしているのか?それを語ってくれたようだ。

クレマン・ラングレ (君はとても心配性な選手だね?)

「そうだね。変えられないよ、そういうのは。全てを分析するのが好きなんだ」

(自分の試合は見る?)

「間違いなく。試合が終わったらすぐに見るよ。その晩のうちに分析する。ときには90分全部を。そうでなくても20~25分の映像を用意してもらうよ」

(どうやって次の試合の準備をする?)

「相手しなければならないFWのビデオを用意してもらうよ。彼らがやりたいことは何なのか、詳細を見る。ドリブル、動き、個々のアクションへの判断、どっちの脚がどれくらい得意か、中に行くのか外に行くのか…。

例えば、リヴァプールのロバートソンだったら、通常は中を向いていく。フィルミーノなら、最優先はポストプレーで、次に選択するのが攻撃…できる限りの情報を得たいんだ」

(分析は助けになる?)

「もちろんだよ。通常は家で一人でやる。iPadを使って、僕に起こったことを全て分析する。ホテルであっても、一人で集中してね。

特に注目するのは、自分のエリアで影響力を発揮する選手だね。トッテナムならエリクセン、レアル・マドリーならベンゼマなど。

そしてメモを取ることはないんだ。僕はビジュアルだけで記憶する。彼らがどこに行きたいのか、どうやれば苦しめられるか」

(そのようになる?)

「僕は試合がどのように進み得るか、プランを作るんだ。もちろん、ときにはそうならないこともあるけどね。想定していたことが起こってほしいと思うけども、それがサッカーってものさ(笑)

トッテナムのルーカス・モウラと対戦したときは、彼が左足を少し苦手としていて、右足に持ちたがる選手だと知っていたから、それをさせないようにしたよ。情報を得ることで、何らかのアドバンテージを得ようとしている」

(いつも正しい結果になる?)

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「時には間違うね。覚えているのは、カンプ・ノウで許したゴールのときだよ。コパ・デル・レイのホームでの試合だ。

ルーカス・バスケスは右足に持ち替えると予想していたけれども、そうはならなかった。時にはそういうこともあるよ」

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(それはルーティーンになっている?)

「そうだね。変えたくないんだ。分析することが心の平穏を与えてくれるからね。いつもいい準備をするためにビデオを求める。

どれくらいの?各選手について5分くらいのね。試合の前夜に見る。対戦したときに何ができるかを考える。

選手であれば、考えることを止められないものだよ。ピッチで何が起こるか。もし予想したことが起これば、何をするべきかがわかる」

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