社会的責任が大きくなったTOKIO出演のバラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」

TOKIOのリーダー・城島茂が政府の「農福連携等推進会議」に有識者として出席した。この一件はTOKIOが出演する日本テレビ系バラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の存続を大きく左右するとも言われている。

この会議は菅義偉官房長官が議長を務め、「障害のある人が意欲と能力を発揮し活躍できる場を拡大する」のが狙い。城島は「DASH!!」に出演し、農作業に取り組んできたことで有識者として選ばれた。会合後には「番組のロケで全国の農家を訪れ、農業活動をさせてもらった経験をもとに発言した。現場で思ったことを伝えた」と語った。

この一件は番組の存続に大きく影響を及ぼすとみられている。そもそも「DASH!!」は毎週のように15~16%の高視聴率をたたき出しており、局内では「終わらせるわけにはいけない番組」(日テレ関係者)と言われ続けてきた。

ただ、ある芸能プロ関係者は「問題はメンバーのモチベーションなんです。さまざまな作業を一手に引き受けてきた山口達也がいなくなったのが大きい。山口に代わって城島が抜けた穴を埋めようと頑張ってきていますが、正直、他のメンバーは『続けるのがつらい』ということを、時折、口に出すようになっている。やっぱり年齢も年齢なんで、DASH島とかの開拓はしんどいそうです。だから、局内でも視聴率が下がるようなことがあったら終了も検討しないといけないかもという雰囲気になっていた」というのだ。

だが、今回、有識者に選ばれたということで状況が変ってくることは間違いない。

「こうなってみると、『DASH!!』という番組は、社会的責任のある目で見られているということ。メンバーがどうこうということで番組を終わらせるわけにもいかないでしょうし、政府との関係を考えればジャニーズだって、いままで以上にバックアップをするでしょうね」と同関係者。

「終わらせるわけにはかない番組」という立ち位置はまだまだ続きそうだ。(二浦誠)

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