スーパー耐久第2戦:昨年の王者GTNET GT3 GT-Rが貫録の勝利。グループ2は白熱の展開に

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 ピレリ・スーパー耐久シリーズ2019の第2戦となる「SUGOスーパー耐久3時間レース」が、大型連休序盤の4月27~28日に宮城県スポーツランドSUGOで開催。27日に行われたGr.2(ST-4、5クラス)は、884号車林テレンプSHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI)が勝利。28日のGr.1決勝は、1号車GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)がポール・トゥ・ウインで今季初勝利を挙げた。

 スポーツランドSUGOでの第2戦は、28日にGr.1(ST-X、Z、TCR、1~3)、27日にGr.2(ST-4、5)と2つのグループにわけて、それぞれで3時間レースを行った。27日は最高気温が一桁と季節外れの寒さとなり、冷たい雨の降る中、両グループの予選とGr.2の決勝レースが行われた。

 午前中に降っていた雨はほぼ上がったが、路面はウエットコンディションのまま14時8分、Gr.2のレースがスタートした。

 スタート時こそパラパラと雨が落ちたが、やがて雨は止みコースも乾いてくる難しいコンディションとなった。11台がエントリーしたST-4クラスはポールスタートの86号車TOM’S SPIRIT 86(坪井翔/松井孝充/大嶋和也)が松井のドライブで先行。これを310号車GR Garage 水戸インター GR86(久保凛太郎/細川慎弥/山口礼)、884号車林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI)が追う展開。

 レース中盤も86号車トヨタ86の大嶋が先行していたが、ここで884号車トヨタ86の平中がファステストラップを連発しながら追い上げる。

 ふたりのバトルは白熱してサーキットは大いに沸いたが、大嶋が平中を抑えたままピットインして坪井へ交代。平中はその後もファステストラップを更新しながら国本へと交代する。

 国本は坪井の5秒前でコースへ戻り、そこから終盤にかけてのバトル展開に期待がかかった。しかし、直後に坪井がスローダウン。燃料系のトラブルだった。国本はそのままトップを守って、開幕から2連勝を遂げた。

 11台がエントリーしたST-5クラスの優勝争いも終盤に大いに盛り上がった。

 69号車J’S RACING☆FIT(梅本淳一/窪田俊治/梅田真佑)と70号車J’S RACING☆FIT(藺牟田政治/植田正幸/久保田英夫)、チームメイト同士のバトルは終盤の94周目の1コーナーで70号車フィットの植田が前に出た。

 そこに101号車ヒロマツ デミオ(古田綜一郎/佐々木孝太)の佐々木が一気に追い上げ、97周目のメインストレートで69号車フィットの梅本をかわして2位に浮上。さらにトップへと迫っていった。

 そしてファイナルラップ、103周目のヘアピンでアウトから仕掛けた佐々木だったが、コースオフして万事休す。最後の最後まで場内を盛り上げたバトルは70号車フィットが優勝を決めた。

 翌28日は朝から青空が広がり、気温も午後には15度まで上昇するなど本来の春の気候となった。

春空のなか、グループ1のレースがスタート

 この日はGr.1の決勝が行われ、二度のフルコースイエロー(FCY)、二度のセーフティカー(SC)導入など荒れた展開となった。

 そんなレースを昨年のチャンピオンである1号車GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)がポールスタートから、FCYやSC導入中に二度のスプラッシュ給油をするなど巧みな戦術を駆使して、危なげなく今季初優勝を遂げた。

優勝を果たした1号車浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組

 3台により争われたST-Zクラスは3号車ENDLESS AMG GT4(内田優大/山内英輝/高橋翼)が連勝。

 9台がエントリーした激戦区のST-TCRクラスは19号車BRP Audi Mie RS3 LMS(太田佑弥/松本武士/篠原拓朗)が優勝を果たした。

 ST-1クラスは1台のみの決勝出走で47号車D’station Porsche(星野辰也/織戸学/濱賢二)が完走優勝。

 全4台のST-2クラスは、6号車新菱オート☆DIXCELエボX(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄)が今季初勝利。

 7台で争うST-3クラスは、最終周まで3台の車両による激戦となったが、38号車ADVICS muta racing RC350(堀田誠/阪口良平/堤優威)が逃げ切って優勝を遂げた。

 スーパー耐久シリーズは、5月8日に富士スピードウェイでテストを行い、5月31日から6月2日まで同じく富士で24時間レースが開催される。

ST-Zクラスを制した3号車ENDLESS AMG GT4
ゴールライン際での勝負となったST-3クラス
ST-TCRクラスの激しいトップ争い