いくら払ってもエレーラを慰留すべき「ユナイテッドの3つの数字」

『Planet Football』は25日、「マンチェスター・ユナイテッドにとってアンデル・エレーラがどれだけ重要なのかを示す3つの数字」を掲載した。

12月にジョゼ・モウリーニョ前監督が解任されたことを受け、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官となったスールシャール氏。それからいきなり連勝街道を突き進み、チャンピオンズリーグ出場権内を狙える位置まで戻ってきた。

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しかし、その後チームの調子は落ち、また不安定な状況を迎えることに…。その原因はアンデル・エレーラの離脱だった?

今季限りで契約が満了となる予定で、PSGへの移籍に合意しているとも言われるエレーラ。彼を慰留すべき理由となる3つの数字とは…(なお、28日のチェルシー戦についてはデータに反映されていません。ご了承ください)。

単なる勝敗で

スールシャールが監督を引き継いで以来、その後の9試合でアンデル・エレーラは8回先発出場した。

この9試合でエレーラとともにマンチェスター・ユナイテッドは8回の勝利をあげた。ハダーズフィールド・タウン戦は唯一ベンチだったが、途中出場からアシストを決めて勝利に貢献している。

唯一の例外はリヴァプールとのアウェイゲームで、それはエレーラが怪我で79分に交代せざるを得なかった日だ。

そして、エレーラが不在の9試合でマンチェスター・ユナイテッドは4勝しか出来なかった。ホームでバーンリーと引き分け、アーセナル、ウルヴズ、エヴァートン、マンチェスター・シティに敗れている。

ゴール数で

アンデル・エレーラはかなり控えめなミッドフィルダーであるといえるし、直接ゴールに達するためのプレーに大きな影響を与えるとは思わないかもしれない。

しかし、マンチェスター・ユナイテッドの攻撃陣を鉾に例えればその柄がエレーラだ。

エレーラが先発出場した時、マンチェスター・ユナイテッドは1試合あたり平均2.2ゴールを決めている。一方、エレーラ不在時は1.6ゴールだ。

また、ポール・ポグバがスールシャール体制で決めた10ゴールのうち、エレーラがピッチ上にいる時のものは7ゴールだ。その他は3ゴールだ。

しかも驚くことに、その3得点全てがPKである。

失点でも

前述の攻撃面では鉾における柄と例えたが、守備陣を鎧とすればエレーラは盾である。

マンチェスター・ユナイテッドはアンデル・エレーラ不在時に1試合平均で1.88ゴールを許している。エヴァートン戦の敗北はまさにそうだった。

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そしてアンデル・エレーラがピッチにいる際の平均失点数はおよそ0.44だ。その差は得点数よりも歴然としている。

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