珍鳥「マダラチュウヒ」撮った!

五島の吉田さん「雄は初めて」

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福江島に飛来したマダラチュウヒ。白と黒の模様が特徴的でファンも多い=五島市岐宿町(吉田竜成さん撮影)

 長崎県五島市の福江島に、日本で見られるのはまれな旅鳥「マダラチュウヒ」の雄が飛来し、市内の愛鳥家が撮影に成功した。同市の鐙瀬(あぶんぜ)ビジターセンターによると、島内では数年に1回観察されており、南方の越冬地から繁殖地に向かう途中とみられる。
 タカの仲間で、全長45センチ程度。雌や幼鳥は茶色いが、雄の成鳥は黒と白の独特の模様がある。主に中国東北部で繁殖し、フィリピン以南で冬を越す。同センターによると福江島では2000年以降、春と秋に少なくとも計7回観察され、県内では他に対馬市や、諫早市の干拓地にも飛来した記録がある。
 五島市新港町の会社員、吉田竜成さん(31)が27日に同市岐宿町の農耕地で作業していたところ、上空を飛ぶマダラチュウヒを発見。滑空したり地上で餌を探したりする様子を写真に収めた。吉田さんは「今まで雌を見たことはあったが、雄は初めてでうれしい。背中側の模様がいかりの形のようで、とてもかっこいい」と喜んでいた。

福江島に飛来したマダラチュウヒ=五島市岐宿町(吉田竜成さん撮影)