伊勢 初穂曳向け田植え 子どもら米作り体験 三重

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【初穂曳に向けコシヒカリの苗を手植えする子どもら=伊勢市御薗町で】

 【伊勢】伊勢神宮の神嘗祭に合わせて新穀を奉納する「初穂曳」に向け、伊勢神宮奉仕会青年部(奥野勇樹部長)とJA伊勢は29日、三重県伊勢市御薗町の約360平方メートルの水田で「御初穂奉納田植え行事」を開いた。

 子どもらが初穂曳に奉納するための米作りを体験し、自然や伝統文化に触れることで郷土愛を育む機会にしようと毎年実施。今年で29年目を迎えた。

 この日は、ガールスカウトやスポーツ少年団、各奉献団など約160人が参加。はだしになって水田に入った子どもらは、目印のロープに合わせてコシヒカリの苗を丁寧に手植えした。

 今後は土地所有者の中居弘和さんが中心となり、同青年部らが一緒に水田を管理。稲刈りは8月25日に行う予定で、収穫した稲穂は10月15日の初穂曳(陸曳)で奉曳車に載せて外宮に奉納する。

 奥野部長(39)は「子どもたちに米作りの大切さを知ってもらい、自分たちが作ったお米を懸税(かけちから)として奉納する喜びを感じてもらえれば」と話していた。