ケインの本塁打キャッチが「Play of the Week」に選出

日本時間4月30日、メジャーリーグ機構は今季第5週の「Play of the Week」にロレンゾ・ケイン(ブリュワーズ)の本塁打キャッチを選出した。「Play of the Week」は今季から新設された表彰で、各週の守備面での最高のプレイを表彰するものである。ケインは日本時間4月27日にメッツの本拠地シティ・フィールドで行われた一戦で、トッド・フレイジャーの先制アーチになるかと思われた打球を見事にキャッチ。「Play of the Week」に複数回選出された初めての選手となった。

ケインは抜群の身体能力を発揮し、またしても見事な本塁打キャッチを実現させた。メッツ戦の2回裏、フレイジャーが放った打球は中堅フェンスを越える先制アーチになるかと思われたものの、フェンス際まで素早く駆け寄ったケインが、フェンスの向こう側へグラブを差し出すようにしながらジャンプ。打球はケインが差し出したグラブに吸い込まれた。直後の3回表にブリュワーズは大量5点を先制しており、試合の流れを変える大きなプレイとなった。

33歳のケインは、今季第1週にも「Play of the Week」に選出されている。このときは、カージナルスとの開幕戦で、ホゼ・マルティネスが放った同点アーチになろうかという打球を好捕。ケインの本塁打キャッチによりブリュワーズは1点差で勝利を収め、2019年シーズンを白星でスタートしたのだった。「Play of the Week」はこれまでにケインが2度選出されているほか、カルロス・コレア(アストロズ)、マニー・マチャド(パドレス)、ラモン・ラウレアーノ(アスレチックス)がそれぞれ1度ずつ選出されている。

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