通信革命「5G」が暮らしにもたらす変化とは? 3つの特徴を専門家が解説!

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J-WAVEで放送中の番組『TOPPAN FUTURISM』(ナビゲーター:小川和也・南沢奈央)。4月29日(日)のオンエアでは、『ダイヤモンド』編集部副編集長・大矢博之さんをゲストに迎え、「通信革命『5G』で何が変わる?」をテーマにお送りしました。

■第5世代の「5G」がもたらすのは?

「5G」は「5th Generation(第5世代)」という意味です。第1世代は1980年代に登場し、このときは通話のみ。第2世代は1990年代で、メールが可能になりました。大きな起点になったのは1999年。NTTドコモ(docomo)のiモードにより、世界で初めて携帯電話でインターネットが使えるようになりました。第4世代は2007年で、iPhoneの登場で音楽やゲームなどが楽しめるようになり、私たちの生活環境が大きく変わりました。そして、最近よく耳にするようになった「5G」では、どのようなことが可能になるのでしょうか。

大矢:「5G」の特徴は大きく3つあります。ひとつめは「高速大容量」、ふたつめは「低遅延」、3つめは「同時多接続」です。
小川:どのくらい高速になるんですか?
大矢:今の20倍と言われています。たとえば、2時間の動画をダウンロードした場合、今はだいたい4〜5分かかると言われています。これが「5G」になると、なんと3秒でダウンロードができるようになります。
南沢:えー!?
小川:一瞬ですね、3秒って。
大矢:ふたつめの「低遅延」は、通信の遅れが少なくなります。期待されている代表的なものは自動運転の世界ですね。たとえば、時速100キロで走っている車に遠隔でブレーキをかけると、今は30センチほど進んでしまいます。「5G」では、これを3センチにできます。
小川:では、「同時多接続」は?
大矢:「同時多接続」は、いろいろなものがインターネットにつなげられるということです。たとえば、今は一箇所に多くの人が集まって一斉にネットを使うと、使えない状態になることもありますが、「5G」ならそれがわりと解消されます。だったら、いろんなものを全部ネットに繋げちゃえばいい。そこから集まってくるデータを使って面白いことをしようと、みんな考えているんです。

■日本で「5G」を体験できるのはいつ?

2月にスペイン・バルセロナで「5G」に関する大きなイベントが開催され、その中で「同時多接続」が使われている街・サンタンデールが例として紹介されました。街のゴミ箱にセンサーがつけられていて、いっぱいになるとすぐに回収に行けるようになっていたり、駐車場の混み具合がわかるなど、そうしたデータを集積することで、より便利な街づくりが期待できます。

9月には「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開催されます。大矢さんは「日本で『5G』が体験できる最初のイベントになるだろう」と言います。さらに、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが控えています。「5G」を使った観戦で、どのように変わるのでしょうか。

大矢:説明が難しいんですけど、パブリックビューイングだけでなく、会場の中でも選手のデータがいっぱい見られるようになったり、ドローンが使われたり、いろんな工夫がされると思うんです。あらゆるところで「5G」が使われるようになってくるんじゃないかと言われています。

そして、「5G」を使った分野で「いちばんアツいのでは」と大矢さんが言うのはゲーム業界です。これまでは綺麗な画面などを処理するために専用のゲーム機が必要でしたが、通信速度が速い「5G」を使えば、手元に専用機がなくてもスマホで遊べるようになります。

「5G」の普及によって私たちの生活がどう変わっていくのか、これからの動向に注目です。

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【番組情報】
番組名:『TOPPAN FUTURISM』
放送日時:毎週日曜 21時−21時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

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