前田健太、6回途中無失点の好投で4勝目の権利持ち降板 MLB通算500Kを達成

ジャイアンツ戦に先発したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

メジャー通算500奪三振は日本人9人目、73球で降板

■ジャイアンツ – ドジャース(日本時間30日・サンフランシスコ)

 ドジャースの前田健太投手は29日(日本時間30日)、敵地ジャイアンツ戦で今季6度目の先発マウンドに上がり、5回0/3を投げ、7安打無失点3奪三振、73球で交代。味方の好守備にも助けられ、今季4勝目の権利を持ち、降板した。日本人投手として9人目のメジャー通算500奪三振も記録した。

 初回、先頭のパニックにバント安打を許すも、続くソラルテを93マイル(約150キロ)の直球で空振り三振。ベルトにも左前打を浴びたが、ポージーは右飛、サンドバルは左飛に仕留めた。2回は先頭クロフォードを四球。ピラーには右前打を許すも、右翼ベリンジャーが三塁を狙ったクロフォードを刺してアウト。好返球に助けられた。

 前田は毎回走者を背負う苦しい投球だったが、粘った。5回にはベルトをフルカウントからチェンジアップで空振り三振。日本人9人目となるメジャー通算500個目の三振でピンチを切り抜け、雄叫びを上げた。

 味方打線は6回、1死一、三塁からベリンジャーの右前適時打で先制。マンシーにも一、二塁から右中間への適時二塁打が飛び出し、前田は2点の援護を受けた。点をもらった直後の6回、しっかり締めたいところだったが、先頭のポージーにフェンス直撃の二塁打を浴びてしまい、走者を残して降板したが、リリーフ陣が後続を断ち、リードを守った。

 この日は73球を投げてストライクは45球。防御率は4.41となった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2