『Trouw』は27日、アヤックスのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングのインタビューを掲載した。
今季チャンピオンズリーグ準決勝に進出するなど大きな話題を集めているアヤックス。多くの若い選手で構成されたチームの評価は高まり続けている。
その中心メンバーの一人であるフレンキー・デ・ヨングは、すでにバルセロナへの移籍が決定している21歳。7500万ユーロ(およそ93.4億円)という大きな金額が支払われることになっている。
記事によれば、彼は昨年12月の『FOX』のインタビューで「自分の改善すべき点」として『ロングシュート、ロングパス、洞察力、最終局面での判断力』の4つを挙げていたという。
世界トップクラスの選手として評価されるようになった彼は、それらの点についてどのように感じているのか?デ・ヨングは以下のように話したそうだ。
フレンキー・デ・ヨング 「サッカー選手としては、常に成長できる部分があると思う。僕も間違いなく。まだ若いし、世界のトップレベルには至っていない。
そこにたどり着くために、ハングリーであり続け、自分自身を成長させ続けなければならない」
(だけど常に称賛されている。それを不快に感じることもある?)
「おしなべて言えば、それに問題はないよ。
誰もが僕のことを自由に話す権利がある。僕は自分が改善できる物事について合理的な考えを持っていると思うよ」
(昨年末、『ロングシュート、ロングパス、洞察力、そして最終局面での判断力。これが僕の改善が必要なポイントだ』と言っていたが、その4点については?)
「まずはロングシュート。これはおおよそ同レベルに留まっているね。
僕が思うようないいロングシュートは打てていない。試してみよう、くらいのものだ。
25メートルほど離れていたら、狙ってもチャンスが少ないことは分かる。僕は現実的なんだ」
(ロングパスは?)
「少し多く試みるようになったね。しかし、ロングパスはもっと改善できると思うよ。
例えば、30~40メートル離れている場合だ。そのようなパスはもっと良くなるよ」
(洞察力は?)
「それはいいよ。最終局面での判断力はまだ改善できる。アシストやゴールができるように、もっと頻繁にポジションを取り直す必要があると思う」
(この半年、最も良くなったのは何?)
「僕はこれまでもデュエルに勝ってきたけど、そのパワーはこの数ヶ月でかなり成長したよ。
デュエルの勝敗は常に純粋な強さで決まるわけではない。洞察力にも通じるところがある。ステップ、身体の入れ方。これからも成長し続けなければね」
(アヤックスの快進撃については?)
「我々はいつも自信を持っていたと思う。しかしそうだね、バイエルンやレアル・マドリー、ユヴェントスと戦うことができれば、自分たちの能力に対する信念は大きくなる。
皆がお互いのために働きたいと思っている。加えて、そこにいいビジョンと戦術があるんだ」
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(今アヤックスに起こっていることを実感できている?)
「そうだね。少しだけね。しかし、僕はあまりにも夢の中にいたくはないし、楽しみすぎたくもないんだ。
なぜなら、それはすぐに終わるものだから。危険でもあるんだよ。僕は自分に言い聞かせたいね。『うまく行けば、このシーズンが終わった後に楽しむことができるだろう』とね」