古民家の魅力、彩る五月人形 厚木の旧岸家住宅

旧岸家住宅で開催されている五月人形などの展示 =厚木市上荻野(同市提供)

 5月5日の端午の節句に合わせ、厚木市指定有形文化財の古民家「旧岸家住宅」(同市上荻野)で、地域住民らから寄贈された五月人形などが展示されている。入館無料で、5月12日まで。

 旧岸家住宅の魅力や季節の行事を楽しんでもらいたいと市教育委員会が取り組み、ことしで7回目。鎧(よろい)や兜(かぶと)13組、ガラスケース入りの童人形26体、こいのぼり2本などが見られる。多くが荻野地区の家庭でかつて飾られ、市に寄せられたものという。

 5月4、5日(午前10時~午後2時)はボランティアらによる厚木の民話語りや、折り紙やお手玉などの昔遊びの企画、抹茶の無料サービスも開催する予定。市教委の担当者は「勇壮な展示を楽しんでもらうとともに、旧岸家住宅の内部のつくりや意匠も見てもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 会期中の開館時間は、午前10時~午後5時。5月7、8日は休館。問い合わせは、市文化財保護課電話046(225)2515。

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