気象庁は2日、向こう1か月(5/4~6/3)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われやすく、向こう1か月の気温は平年並みか高い見込み。
北・東・西日本では高気圧に覆われやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか少ない予想。東・西日本では、まだしばらくは少雨の状態が続く所がありそうだ。一方、沖縄・奄美は前線や湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか多くなる見通し。
なお、平年の梅雨入りは沖縄が5月9日頃、奄美で11日頃となっている。
本州付近 移動性高気圧の通り道
週ごとの予報によると、1週目(5/4~10)は北日本で南から暖かい空気が入りやすく、日本の南にも気圧の谷が予想されており、沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすい予想。
一方、両者の間となる本州付近は、移動性の高気圧に覆われやすい見込み。北・東・西日本は、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。
2週目(5/11~5/17)は、北日本から西日本にかけては高気圧に覆われやすく、少雨・多照傾向。沖縄・奄美は平年と同様の天候が見込まれる。全国的に高温傾向で、北・東・西日本は引き続き、晴れの日が多くなりそうだ。
3~4週目(5/18~5/31)は、北日本から西日本にかけて平年と同様の天候が見込まれ、沖縄・奄美も平年と同様に曇りや雨の日が多い予想。気温は、北・東日本はほぼ平年並みで、西日本と沖縄・奄美は高温傾向が見込まれる。