カタール、PSGとフランスに不満か…投資削減の可能性も?

『Le Parisien』は2日、「パリ・サンジェルマンのオーナーであるQSI(Qatar Sports Investments)は、クラブへの投資を削減することを検討している」と報じた。

2011年にパリ・サンジェルマンの経営権を取得したQSI。それから8年間多くの投資を行い、チームを世界的な存在に成長させてきた。

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しかし今、QSIやその投資家はパリ・サンジェルマンへの支援に疑問を抱き始めており、資金注入の大幅な減少もあり得るという。

その疑問の理由は、サッカーにおける失敗というよりも、フランスのメディアから受けている激しい批判であるという。

パリ・サンジェルマンのブランドは非常に大きなものになっているが、注目されすぎたことで敗北のたびにバッシングを受けている。

また多くのスター選手を獲得したことでフランス・リーグアンの放映権料は高騰を続けているにもかかわらず、メディアの敵対意識によってカタールのイメージが損なわれていることに不満を持っているそうだ。

それに加え、フランスは税金が他の国よりも際立って高額であるため、QSIは8年で10億ユーロ(およそ1245.7億円)以上を納税している。

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そのため、QSIは他の国にも投資を広げようと考えており、イングランド2部やイタリア(ローマやミランが候補かと言われる)のクラブを買収するプランも建てているそうだ。

QSIが2022年のワールドカップ以前にパリ・サンジェルマンを手放すことはありえないものの、投資額については削減される可能性があるとのこと。

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