朝日新聞襲撃事件から32年

「令和になっても忘れず」、西宮

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朝日新聞阪神支局の拝礼所に置かれた小尻知博記者の遺影=3日午前、兵庫県西宮市

 朝日新聞阪神支局(兵庫県西宮市)で記者2人が散弾銃で殺傷された事件から32年となった3日、支局に拝礼所が設けられ、亡くなった小尻知博記者=当時(29)=を多くの人が悼んだ。市民らは「令和になっても忘れない」と話し、言論が標的になった事件を風化させないと誓った。

 拝礼所の祭壇には、事件の約1週間前に支局で撮った小尻記者の遺影が飾られた。訪れた人は白い花を手向け、目を閉じて手を合わせた。支局には社員証や取材ノートなど遺品が展示された資料室もあり、大勢が熱心に見入った。

 事件は憲法記念日の1987年5月3日に発生。「赤報隊」の名前で犯行声明が報道機関に届いた。