レッドブルF1代表「次戦スペインGPのアップデートは、大改革というより小さな進化」

 レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、次戦のF1第5戦スペインに向けて、レッドブルRB15に大規模なアップデートを施すことはせず、ごくわずかに進化させるだけにとどめる、と語った。

 マックス・フェルスタッペンの働きにより、レッドブル・レーシングは今シーズンこれまでの4戦すべてのレースでポイントを獲得している。フェルスタッペンは開幕戦オーストラリアGPで表彰台に上り、その後は第2戦バーレーンGP、第3戦中国GP、第4戦アゼルバイジャンGPの3戦連続で4位に入っている。

 今もレッドブルは、ライバルであるメルセデスとフェラーリとの差を埋めるべく努力を続けている。開幕からの2戦は、リヤエンドのダウンフォースに関する問題がRB15のパフォーマンス改善をするうえで重くのしかかっていたが、セットアップを変更したことにより、マシン全体の改善につながった。

 しかし、パッケージに大幅なアップグレードを施した2018年のバルセロナと比べると、次週のレースではRB15のバランスを改善し、タイヤのデグラデーションを減らすといったわずかなアップデートを加えるだけにとどまりそうだ。

「ごくわずかな変化であり、単なる進化のひとつと言える。通常行っている、フロントとリヤウイングのアップグレードになるだろう。大改革というより、小さな進化だ」とホーナーは語った。

「今年の初め以降、上位チームとの差は縮まってきたように思う」

「メルボルンでは強力なレースを展開できた。あのときはマックスがほとんどの時間、ルイス(ハミルトン)を追い込んでいた」

「バーレーンは我々にとって厳しいレースだったが、それ以降での改善につながる課題もいくつか浮かび上がった。中国ではより強力に戦えたし、過去に我々の強みを発揮しづらかったバクーのコースでは、さらに強いレースができた」

「ヨーロッパに戻って戦うことを楽しみにしている。今後のレースには、チームの特性に合うコースもいくつか含まれているからね」

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