『Mステ』が誇る“4大”放送事故! タモリ歴史に残る一言に大爆笑!

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タモリ 

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

生放送では編集ができないため〝放送事故〟がたびたび起こる。テレビ朝日系で1986年から放送され、平成の音楽シーンに寄り添い続けた人気番組『ミュージックステーション』の放送事故を紹介していこう。

まずは、山下智久の〝口パク〟がバレた事故。2006年に番組へ出演した際、『抱いてセニョリータ』を歌唱していると、ダンスの振り付けによって山下はマイクスタンドを倒してしまった。山下はすぐにマイクを拾いにいったものの、その際も歌声は全くブレることなく流れ続けたため、口パクだとバレることになったのだ。

ちなみにその翌週にも、山下は『Mステ』に出演。MCのタモリから放送後の反響を聞かれた際に、「ジャニーさんから電話がかかってきまして、『ユー、インパクト大だよ』って」と明かしている。

続いては川本真琴の〝歌詞忘れ事件〟。90年代後半に大ブレークした女性ソロアーティストの川本だが、山下とは真逆の事故を起こしてしまった。それは、98年にリリースした「桜」を披露したときのこと。

川本は歌っている途中で歌詞をド忘れしたようで、「ウゥーイエーィ…」「トゥラララ…」といった歌でごまかしていた。このとき、川本が思わず吹き出してしまった笑い声もマイクにばっちり収められており、完全に放送事故状態。だが、ある意味〝本当に歌っている〟と裏付けるシーンでもあった。

 

「タトゥーが出たくねぇと言っています」

少し毛色が違うが、ビジュアル系バンド『DIR EN GREY』(ディル・アン・グレイ)の〝過激パフォーマンス〟も語り継がれている。楽曲のコンセプトを〝痛み〟にしている「ディル」は、99年にメジャーデビューした直後に『Mステ』に出演すると、本物の人間たちが逆さ吊りにされたセットの中でパフォーマンス。これに苦情が殺到し、大問題になったという。

17年放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)では、『ゴールデンボンバー』鬼龍院翔がこの放送について語り、「ウワサですが、この後『ミュージックステーション』にしばらくビジュアル系が出なかった」「DIR EN GREYさんがあそこまで過激にやってしまったから、もう出れないんじゃないか…」と解説している。

最後は、これこそ『Mステ』最大級の〝事件〟として記憶に残る03年の〝『t.A.T.u.』ドタキャン騒動〟。「t.A.T.u.」(タトゥー)は当時、世界的人気を博したロシア出身の2人組ガールズユニットで、レズビアンを意識したプロモーションビデオの過激さが物議を醸すなど、やや問題ありのアーティストだった。

そんな彼女たちが03年6月27日の『Mステ』に出演することになったのだが、オープニングの出演者紹介時にはちゃんと居たにもかかわらず、後ろの席には見当たらずの状況が続き……ついに予定されていた歌唱順がやってきた。

そこでタモリが一言。「タトゥーが出たくねぇと言っています」。出演者、スタジオの観客は一同あっけにとられ、その後大爆笑となったのだった。

実は、この出演拒否は、タトゥーのプロデューサーが仕掛けたもの。タトゥーは欧米でこの手の騒ぎを意図的に起こすことで話題を巻き起こして人気者になったのだが、日本では裏目に出て日本全体から総スカンを食うことになった。このあと、東京ドームで行われたタトゥーのソロコンサートはアリーナすら埋まらないという空前のガラガラコンサートとなって別の意味で話題になった。

令和に時代が変わっても「Mステ」は伝説的な放送事故が生まれていくことだろう。