憲法記念日 護憲派集会に市民360人

©株式会社長崎新聞社

飯島教授の講演などを通して改憲の問題点を考えたフェスタ=長崎市、県勤労福祉会館

 憲法記念日の3日、護憲派の市民集会「ながさき9条フェスタ」(実行委主催)が長崎市桜町の県勤労福祉会館で開かれ、約360人が参加し改憲の問題点を考えた。

 憲法・平和学を専門とする名古屋学院大の飯島滋明教授が基調講演。自衛官が不足する中、安倍晋三首相が意欲を示すように憲法に自衛隊が明記されれば「自衛隊の維持は政府の責務とされ、徴兵制に根拠を与えることになる」と指摘。国民投票についても14日前までCMが自由なため、資金力の格差が投票結果を左右する恐れがあるとして「自民党や財界の有利な状況が生まれかねない」と問題視した。

 また長崎原爆被災者協議会の田中重光会長は「憲法は戦争犠牲者の魂の叫び、遺言だ。特に9条の精神を世界に広げることこそ日本の役割」と訴えた。集会後、参加者は横断幕を手に市中心部を歩き、改憲反対を訴えた。