憲法記念日 改憲派、護憲派それぞれが集会【大分県】

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 憲法記念日の3日、安倍晋三首相(自民党総裁)はビデオメッセージで、2020年の改正憲法施行に重ねて意欲を示した。県内では、改憲派、護憲派の団体がそれぞれ大分市内で集会を開催。改憲に対するスタンスや、今後の取り組みについて主張を展開した。 

護憲派 共闘の必要性を強調

 「平和憲法を守る会・大分」など7団体は大分市下郡の県教育会館で第49回憲法記念日講演会を開いた。350人が参加。日本体育大学の清水雅彦教授(憲法学)が講師を務め、9条への自衛隊明記など自民党がまとめた4項目の改憲条文案の問題点を指摘した。

 「安倍改憲案の何が問題か、改憲阻止に何が必要か」と題して話した。「憲法は国家権力を縛るが首相にその意識がない」と批判。9条改正により自衛隊に歯止めがかからなくなる危険性を強調した。他に参院選合区解消、緊急事態条項、教育充実の条文案別に課題を述べた。

 改憲阻止に向けた共闘の必要性を強調。「国会で多数になるため、大同団結をするべきだ」と話した。 

改憲派 不変なことに疑問を

 「美しい日本の憲法をつくる大分県民の会」は、大分市金池南のJCOMホルトホール大分で第11回憲法講演会を開いた。衆院議員の杉田水脈(みお)氏が、憲法改正などについて講演。約200人が参加した。

 杉田氏は「時代とともに法律や条例は改正されるが、憲法は一言一句変わらないことに疑問を持ってほしい」と強調。教育関連、参院選の合区解消について「生活に直結する問題から解決するべきだ」とし、改正の必要性を訴えた。

 日本文化チャンネル桜沖縄支局の我那覇真子(がなは・まさこ)キャスターは「日本国憲法へ若き女性からの提言!」と題して講演。「日本人としての精神が回復して初めて正しい憲法が手に入る」と話した。