カブス・ヘンドリックスが「マダックス」を達成!

【カージナルス0-4カブス】@リグリー・フィールド

日本時間5月4日から始まったカージナルス対カブスのライバル対決3連戦の初戦は、カブス先発のカイル・ヘンドリックスがわずか81球でカージナルス打線をシャットアウトし、カブスが4対0で勝利を収めた。メジャーリーグでは100球未満で完封勝利をマークすることを殿堂入りの名投手にちなんで「マダックス」と呼ぶが、ヘンドリックスはカブスでは2009年のカルロス・ザンブラーノ以来となる「マダックス」を達成。81球での「マダックス」達成は、2001年に78球で完封勝利をマークしたジョン・リーバーに次いで球団史上2番目に少ない球数だった。

カブスはカージナルス先発のジャック・フラハティから3回裏にアンソニー・リゾーの8号3ランで先制。7回裏にはハビアー・バイエズが2番手のジオバニー・ガジェゴスからタイムリーを放ち、リードを4点に広げたが、この試合のヘンドリックスには十分すぎるくらいの援護となった。ヘンドリックスの奪三振は3つだけだったものの、四球を与えず、テンポの良い打たせて取るピッチングでカージナルス打線をシャットアウト。得点圏に走者を背負ったのは、3回表二死から一塁走者のフラハティに盗塁を許し、二死二塁となった場面だけだった。開幕5先発で1勝4敗、防御率5.33と苦しいスタートとなった今季だが、81球で完封勝利という圧巻のピッチングで2勝目をマーク。カージナルスのマイク・シルト監督も「本当に完璧なピッチングだった」と素直にヘンドリックスの快投を称えていた。

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