笠岡・真鍋島で勇壮「走り神輿」 法被の若者らが島内駆け抜ける

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観光客らが見守る中を勇壮に駆け抜ける「走り神輿」

 笠岡市沖の真鍋島で4日、伝統の「走り神輿(みこし)」(市重要無形民俗文化財)が繰り広げられ、法被に締め込み姿の若者らが重さ約100キロの神輿を担ぎ、島内を勇壮に駆け抜けた。

 担ぎ手の輿守(こしもり)が8人一組で3基の神輿を持ち上げ、八幡神社を出発。大漁旗を掲げた漁船で約400メートル離れた島中心部の本浦港へ移動し、「うおー」と気勢を上げながら狭い路地や海沿いを疾走した。

 島には多くの観光客が詰め掛け、写真を撮ったり声援を送ったりしていた。走り神輿を見るのは3回目という会社員男性(46)=倉敷市=は「何度見ても迫力がある。きょうは神輿の風圧まで感じられた」と話していた。

 走り神輿は海の安全や豊漁を願い、元禄年間(1688~1704年)に始まったとされ、地元の八幡祭り保存会が伝承している。毎年3日間かけて行われ、この日はメインの「御神事(ごじんじ)」。最終日の5日は神輿を本浦地区から八幡神社に戻す「お帰り」がある。