菊池7回10奪三振1失点の快投もマリナーズサヨナラ負け

【マリナーズ1-2xインディアンス】@プログレッシブ・フィールド

マリナーズ先発の菊池雄星は、メジャー移籍後最長となる7イニングを投げ、自身初の2ケタ奪三振を記録するなど、7回3安打1失点の快投を披露。一方、インディアンス先発のシェーン・ビーバーも8回途中まで114球の熱投を見せ、マリナーズ打線を6安打1得点に封じた。マリナーズが4回表にジェイ・ブルースの10号ソロで先制し、その裏にインディアンスがカルロス・サンタナの併殺打の間に追い付いた一戦は、1対1のまま9回に突入し、インディアンスが9回裏に二死一・二塁のチャンスを作って代打のタイラー・ネークインのライト前タイムリーでサヨナラ勝ち。インディアンス4番手のブラッド・ハンドが今季4勝目をマークし、マリナーズ3番手のアンソニー・スウォーザックは今季初黒星を喫した。

前回登板は投球イニング数調整のために1イニングで降板し、今季8度目の先発登板に臨んだ菊池。初回を三者凡退に抑えると、2回裏は一死からジョーダン・ループロウに四球を与えたものの、3回までインディアンス打線を無安打無得点に抑える上々の立ち上がりとなった。味方がブルースの10号ソロで先制した直後の4回裏、菊池は先頭のレオニス・マーティンに二塁打を浴び、ホゼ・ラミレスもヒットで続いて無死一・三塁のピンチ。ここでサンタナを二塁への併殺打に打ち取ったが、1対1の同点に追い付かれた。その後、5回からの3イニングは打者9人をパーフェクトに抑え、特に7回裏は圧巻の三者連続三振。カルロス・ゴンザレスから奪った最後の三振がこの試合の10個目となり、自身初の2ケタ奪三振をマークした。メジャー移籍後最高とも言えるピッチングを披露したものの、打線の援護がなく、勝利投手にはなれず。今季の防御率は3.98となっている。

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