平成最後に達成された記録は? 鷹・松田1500安打、阪神梅野は捕手4人目の…

阪神・梅野隆太郎【写真:荒川祐史】

阪神梅野は捕手として4人目のサイクル安打を達成

 ペナントレースが始まって約1か月。今期も投打のマイルストーン(里程標)に到達した選手が出てきている。平成最後の月に、連盟表彰される記録を達成した選手をみていこう。

【打者】

○1500試合出場
松田宣浩(ソ) 4.5ヤフオクドーム/ロッテ戦 194人目

○1500安打
松田宣浩(ソ) 3.29ヤフオクドーム/西武戦 125人目

○1000安打
川端慎吾(ヤ) 4.20ナゴヤドーム/中日戦 294人目
菊池涼介(広) 4.27神宮/ヤクルト戦 295人目

○150本塁打
丸佳浩(巨) 4.5横浜/DeNA戦 171人目
浅村栄斗(楽) 4.17楽天生命パーク/西武戦 172人目

○3000塁打
内川聖一(ソ) 4.21メットライフ/西武戦 58人目

○1000打点
福留孝介(神) 4.6マツダスタジアム/広島戦 46人目

○サイクルヒット
梅野隆太郎(神) 4.9甲子園/DeNA戦 プロ野球69人、74度目。セ・リーグ36人、39度目

 三塁手としてホークス史上最多出場となった松田宣が1500試合と1500安打を達成。開幕時点で1000本安打まで「あと1本」と迫っていたヤクルトの川端は、4月20日にようやく大台をクリアした。

 今季FAでチームを移籍した巨人の丸、楽天の浅村が同じ月にそろって150本塁打。2人にとってはこの数字は通過点に過ぎないだろう。ソフトバンクの内川の3000塁打は、阪神、福留の1000打点は過去53人が達成している2000本安打に匹敵する打者の勲章だ。阪神、梅野のサイクルヒットは捕手としては史上4人目だった。

オリックス増井が150セーブ、日本ハム宮西はプロ野球史上初の300ホールド

【投手】

○150セーブ
増井浩俊(オ) 4.19楽天生命パーク/楽天戦 14人目

○300ホールド
宮西尚生(日) 4.13札幌ドーム/ロッテ戦 プロ野球初

【チーム】

○通算4000勝
横浜DeNAベイスターズ 4.7横浜/巨人戦 11チーム目

○9000本塁打
埼玉西武ライオンズ 4.10メットライフ/楽天戦 2チーム目

 オリックス増井の150セーブは、現役では4位。日本ハムの宮西は史上初の300ホールド。2008年のデビュー以来11年連続で50試合以上登板を記録しているが、今季も4月末時点で10ホールドでソフトバンクの甲斐野とならびパ・リーグトップに立っている。チーム記録では、西武の史上2チーム目の9000本塁打を打ったのはメヒアだった。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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