西武豊島線、豊島園駅のホーム変遷と旧乗降場の階段(再掲2017/08掲載)

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西武線で唯一のひと駅行き止まり路線、西武豊島線。全長1キロ、わずか2分で到着する終着駅が、豊島園駅。練馬を出た電車は、右へカーブしながら32パーミルの勾配をゆっくり駆け下り、2つの小さな踏切をこえてY字分岐の間にあるホームにつく。

武蔵野鉄道が1927(昭和2)年に置いたこの駅は、もともと2面3線の櫛形ホームだった。時代を経るごとに電車の編成が長くなり、ホームを延長するのにあわせて中央の線路を撤去し、そこにホームを置いた。

妙に幅広いホームや、ホーム位置と合致しない上屋などは、こうした経過がつかめる物件のひとつ。

現在のホームは、8両に対応する島式ホームが1本。西側が1番、東側が2番で、2番のさらに東側に、雑草が生えた旧式のホームがある。これが6両対応時代の旧ホーム。改札口を出て、この旧ホーム側に立つと、当時の改札へと続く階段が残っている。

駅名板は現在、西武のCIデザインにあわせたスタイリッシュなものに変えられているが、数年前までは「豊」「島」「園」「駅」と無骨な漢字が並ぶだけの駅名表示もあった。