「左右でコンビを組んだ最強ウィンガーデュオ、TOP5」

フットボールにおいて、今も昔もサイドの重要性は変わらない。

ここでは、『sportskeeda』による「2000年以降における最高のウィンガーコンビ」を見てみよう。

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ルイス・フィーゴ×クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)

18歳でロナウドが代表デビューした当時、キャリアの黄昏時にあったフィーゴ。この偉大なる男は自分の庇護下で若きウィンガーが成長するのを手助けした。

2人はEURO2004、ワールドカップ2006年大会をともにプレー。両大会では無念の敗退となったが、彼らは魅惑的なパフォーマンスでファンたちを魅了した。

通常はフィーゴが右、ロナウドは左ながら、時に2人はポジションを入れ替え、ストライカーたちにクロスを提供。

フィーゴは完成されたドリブラーかつ偉大なクロッサーだった。一方のロナウドはよりスピードがありつつ、素晴らしいドリブラーでもあった。

2人が揃って何らかの代表タイトルを獲得できなかったのは今でも残念だ。

フレドリック・ユングベリ&ロベール・ピレス(アーセナル)

2000年代にイングランド最強クラブになり、世界最強チームのひとつになったアーセナル。そのなかで2人は多大なる貢献を果たした。

ともにスキルにあふれ、カウンターで猛威を振るったものだ。2003-04シーズンにはプレミアリーグで無敗優勝し、2005-06シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグで決勝に進出。

アーセナルのCB陣はこの2人にロングボールを供給し、両者はそのドリブルとスピードで相手守備を突破してみせた。

よりスピードのあったユングベリが左、よりスキルフルでビジョンとパスレンジに優れたピレスが右を担当。ピレスは中央や左でもプレーした。

ライアン・ギグス&ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)

不屈の男ギグスと超人的な才能を持つロナウドの2人は、サー・アレックス・ファーガソンのユナイテッドで非常にいいコンビネーションを見せた。

すでにギグスが地位を確立していた2003年にまだ10代だったロナウドが加入。ロナウドがワールドクラスのウィンガーへと成長するなかで、逆サイドのパートナーを担うことが多かったのが、多才なギグスだった。

ルート・ファン・ニステルローイ退団後は、ギグスが左、ロナウドが右、ウェイン・ルーニーがCFを務めることが多かった。

後年はセンターハーフでもプレーしたギグス。ロナウドほどのスピードはなかったものの、卓越したビジョンとパススキルを持ち、連携にも優れていた。

ロナウジーニョ&メッシ(バルセロナ)

どちらも典型的なウィンガーではなかったが、バルサの両翼で輝きを放った。

2004年にデビューするとすぐさまその才能を見せつけたメッシ。一方、数年間は世界最高の選手だったロナウジーニョはバルサの最強化に貢献した。

主にロナウジーニョが左、メッシが右、そしてCFはサミュエル・エトーが務めた。3人は頻繁にポジションを入れ替えつつ、細かなパス交換でプレーを展開し、CL優勝の原動力に。

フランク・リベリ&アリエン・ロッベン(バイエルン)

今もバイエルンに所属する2人は10年近くともにプレーしている。

右利きのリベリが左サイド、左利きのロッベンは右サイドに。ともに非常に優れたドリブラーであり、カットインからゴールを脅かす。

スピードに溢れるロッベンはその猛烈なランで相手DFをブチ抜く。リベリはやや速さでは劣るが、巧みなタッチとドリブルで相手ボックスに侵入する。また、彼は優れたクロッサーでもあり、多くのアシストを提供してきた。

この2人を両翼に置き、CFにロベルト・レヴァンドフスキを置くことが多かったバイエルン。“ロベリー”はCL制覇やブンデス連覇に多大なる貢献を果たしてきた。

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