町を散策 平和を考える 「憲法さるく」70人が参加

ガイド役の山口さん(奥)の説明を聞く参加者たち=長崎市丸山町、史跡料亭花月

 長崎のまちを歩きながら平和や憲法について考える「憲法さるく」が4日、長崎市内であり、子どもからお年寄りまで約70人が参加した。

 市民団体「県九条の会」(共同代表=越中哲也氏ら4人)が2006年から毎年開き、13回目。町を散策して長崎の歴史を学びながら、平和や憲法について考えてもらおうと実施している。

 県九条の会の井田洋子事務局長は「平和な日常がないと、散歩もできない。歩きながら少しでも平和に思いをはせてほしい」とあいさつ。長崎市丸山町自治会長の山口広助さん(49)らがガイド役を務め、同町の丸山公園を中心に周辺を歩いた。

 参加者は史跡料亭花月、長崎検番事務所、梅園天満宮などを約2時間かけて巡り、ガイドの説明に耳を傾け、平和な日本の現状を実感した。長崎市立伊良林小4年、幸菜々さん(9)は「知らない場所を知ることができて勉強になった」と話した。

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