【MLB】ダルビッシュ、今季最悪5失点も…監督は評価? 「四球より本塁打の方が良い」

カージナルス戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

同点に追いついた直後の5回に連続四球を与え4回0/3、6安打5失点で降板

■カブス 6-5 カージナルス(日本時間5日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手が4日(日本時間5日)、本拠地カージナルス戦に先発し4回0/3、6安打5四球、4奪三振、今季ワースト5失点で降板。同点に追いついた直後の連続四球で降板した右腕をジョー・マドン監督は「調子を取り戻すことができなかった」と語った。地元紙「NBCスポーツ・シカゴ」が伝えている。

 女房役のテイラー・デービスが同点に追いつくメジャー1号満塁アーチを放ち5回のマウンドに上がったダルビッシュ。だが、先頭から連続四球を与え無死一、二塁のピンチを作り5回途中で無念の降板となった。

「結果はまだまちまちだが、土曜日のカージナルス戦でユウ・ダルビッシュに小さな改善が見られた」

 こう見出しを付け報じたのは地元紙「シカゴ・スポーツ」だった。記事ではマドン監督が今季ワースト5失点と不安定な投球を見せた右腕を「正直、彼は登板してしばらくの間良いように思えた」と序盤の投球を評価。2回にマルティネスに被弾したことについても「マルティネスが本塁打を放った時でも、四球よりは本塁打の方が良い」と振り返った。さらに、4回には相手投手に2点適時打を浴びるなど3失点したが「両方ともゴロだったため、実際は良い球だった」と語っている。

 それでも、同点に追いついた直後の5回の連続四球には「彼は調子を取り戻すことができなかった」と課題も口にしている。記事では「勝利したら、不安定な4イニングも受け入れやすくなる」と、8回のバエスの決勝アーチが無ければマドン監督の見方が変わっていたことを指摘。ただ、試合後にダルビッシュ本人、捕手、監督が前向きなコメントを残したことに言及し「彼らの意見は一致している。それは登板する度に何かしら改善が見られるということである」と締めくくっていた。(Full-Count編集部)

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