沖縄を走った鉄道の残照_北谷にある軽便橋(再掲2017/09掲載)

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那覇空港からクルマで30分ほど、20キロ北にある町、北谷町(ちゃたんちょう)。地元の人たちに親しまれているアラハビーチ(安良波公園)の手前に、沖縄県営鉄道(通称ケービン)の名残がまたひとつ。

普天間川にかかる「軽便橋」。国道58号を北上し、右手に在日米軍キャンプフォースター第5ゲートが見えてきたあたりで、海側にひとつ路地を入ると、その軽便橋がある。かつての嘉手納線の軌道跡だ。

軽便鉄道の小さい軌間のせいか、現在の軽便橋もクルマの往来はできない。かつてケービンが走っていた橋の上を、いまジョガーや自転車、原付バイクなどが行き来する。

嘉手納線(22.4キロ)の列車は、那覇を発つと、古波蔵(こはぐら)、与儀(よぎ)、安里(あさと)、内間(うちま)、城間(ぐすくま)、牧港(まちなと)、大謝名(おおじゃな)、真志喜(ましき)、大山(おおやま)ととまり、北谷(ちゃたん)駅に滑り込む。その手前で、この軽便橋を渡る。北谷を出ると、桑江(くわえ)、平安山(へんざん)、野国(のぐに)ととまりながら、終着駅の嘉手納に着いた。

Googleマップには、軽便橋の北、ほっともっと北谷ハンビー店の裏手付近に「北谷駅跡」という史跡マークが、なぜか表示される。