平成からの寒候期で最後の寒気

連休明けの5月7日は、大陸からの高気圧が日本付近に張り出し、東~西日本はおおむね晴れ、明け方まで雨や曇りの北日本でも午後は晴れてきます。
しかし、上空約5500メートルの気温が氷点下30度以下という真冬並みの寒気が南下してきます。
関東南岸から中国地方にかけても、上空に氷点下21度という寒気で、晴れて地上付近の気温があがって夏日(最高気温が25度以上)になれば、上下の温度差が45度を越えて大気が不安定になりますので、局地的な雷雨に注意が必要です。
なお、この寒気が通過した後は、しばらく寒気は南下しませんので、このまま、平成からの寒候期最後の寒気になりそうです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 日本上空約5500メートルの気温(5月7日朝)

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