宮崎道交通事故 重体の女児死亡

 小林市の宮崎自動車道下り線で5日発生した追突事故で、意識不明の重体となっていた宮崎市佐土原町下田島の小学6年前田亜寿美さん(11)が6日、外傷性後頭環椎脱臼のため死亡した。追突事故を起こした東京都江東区、40代の看護師女性は「車線変更する際、前をよく見ていなかった」と話しており、県警は過失運転致死容疑も視野に捜査を進めている。

 県警高速道路交通警察隊によると、走行車線を走っていた、亜寿美さんの父で会社員、雄志さん(51)の乗用車に、追い越し車線を走行していた女性の乗用車が追突した。雄志さんは家族5人で旅行からの帰宅途中だった。事故後、5人全員が病院に搬送され、雄志さんの妻は既に退院したが、ほかの3人は入院している。女性と同乗者2人にけがはなかった。

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