【ラ・リーガ】“聖イケル”カシージャスのために…M・ディアスのドブレーテなどでレアルが3試合ぶりの勝利

ラ・リーガ第36節が5日に行われ、レアル・マドリードが本拠地サンティアゴ・ベルナベウにビジャレアルを迎えた。

クラブのレジェンドであるイケル・カシージャスが心臓発作で倒れたことを受け、「イケル、君と共に」と書かれたTシャツを着てピッチに入場したレアル。カリム・ベンゼマやセルヒオ・ラモスといった攻守の要を欠く中、背番号「7番」を背負ったマリアーノ・ディアスを最前線に配置し、今試合に臨んだ。

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決定力に一抹の不安をレアルだったが、開始2分にいきなり試合が動く。19歳ブラヒム・ディアスがDFからボールを奪うと、M・ディアスがペナルティエリア内に進入。右足で流し込み先制点を奪取する。しかし、11分にビジャレアルの反撃を受け、ジェラール・モレノのゴールで同点に追いつかれてしまう。ここ2試合勝利のないレアルに不穏な空気が漂ったものの、カシージャスの激励のメッセージが書かれた横断幕を背に、ホームで意地を見せる。40分にマルセロが放ったシュートのこぼれ球にヘスス・バジェホが反応。右足で押し込んで勝ち越し弾を挙げる。

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点の取り合いとなった一戦は、後半に入ってレアルが差を広げる。49分、フェデリコ・バルベルデがディフェンスラインの背後にスルーパスを送ると、ダニエル・カルバハルがペナルティエリア右から低い弾道のクロスを供給。M・ディアスが右足で合わせて、リーガ初のドブレーテ(1試合2得点)を達成する。その後はビジャレアルの反撃を1点に抑え、最終スコア3-2で終了。3試合ぶりの勝利を飾った。

M・ディアスのドブレーテなどでレアルがビジャレアルに競り勝つ

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