DeNA、東&山本の2年目バッテリーで連敗脱出へ 2軍で「被打率.050くらい」

DeNA・東克樹【写真:荒川祐史】

開幕に出遅れた東は今季初登板、巨人戦は防御率1.33と好相性

■DeNA – 巨人(6日・横浜)

 6日に横浜スタジアムで行われるDeNA-巨人(17時開始)のスタメンが発表された。3連敗中で最下位に低迷するDeNAは、ともにプロ2年目のバッテリーで連敗脱出をはかる。

 予告先発の東は、左肘の違和感で開幕1軍を逃したが、ここまでイースタン・リーグで5試合に登板して2勝1敗、防御率1.25の好成績を残して今季初登板となった。ルーキーイヤーの昨季は11勝をマークして新人王に輝いた左腕は、巨人戦で6試合に先発して5勝0敗、防御率1.33と抜群の相性を誇る。

 その東とバッテリーを組むのが、プロ2年目の山本。5月3日に今季初昇格を果たした山本だが、試合前にラミレス監督がスタメン起用を明言した。山本はBCリーグ滋賀から17年ドラフト9位で入団した捕手で、昨季は8月の広島戦でプロ初打席初本塁打を記録した。2軍では盗塁阻止率.418をマークするなど、将来の正捕手として期待の選手だ。「8番・捕手」で先発する。

 ラミレス監督は「自分自身をしっかり出し切ってくれればいい」と、今季初登板となる東に期待し、「東と山本は、2軍でバッテリーを組んで防御率1点台、被打率は.050ぐらいといい数字を残している。ジャイアンツも彼が先発するとは想像していないだろうからね」と起用の意図を話した。

 オープナーを採用するなど、苦しい先発陣で昨季の新人王が低迷するチームの救世主となれるか。首位を走る巨人に立ち向かう若きバッテリーへの期待は大きい。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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