ヤクルト快勝、19歳・村上がチーム単独トップ9号2ラン 阪神は青柳4失点…

ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

村上は2桁本塁打に早くも王手、ブキャナンが今季初勝利

■ヤクルト 4-2 阪神(6日・神宮)

 ヤクルトは6日、本拠地・阪神戦に4-2で勝利した。初回に2点を先制すると、4回には高卒2年目、19歳の村上宗隆内野手が9号2ラン。2桁本塁打に早くも王手をかける一発で突き放し、投手陣がリードを守った。

 初回、ヤクルトは先頭・太田が阪神先発・青柳のエラーで出塁し、一気に三塁まで進むと、この日1軍に昇格した山崎がタイムリー。先制に成功した。さらに、1死ニ、三塁から雄平がレフトへ犠飛。追加点を奪った。

 4回には19歳のバットから快音が響いた。村上が無死一塁で打席に立つと、カウント2-2から青柳の外角低めへのシュートを逆方向へ運んだ。打球は左翼席中段に着弾。圧巻の一発で貴重な追加点をもたらした。離脱中のバレンティン(8本)を抜いて、チーム単独トップに浮上する9本塁打。長打力を見せつけている。

 先発のブキャナンは5回まで二塁打3本を許すも、無失点に抑える好投。6回には1死ニ、三塁のピンチを招くと、大山の犠飛と村上のタイムリーエラーで2失点。ここで降板となったが、2番手ハフが中谷を見逃し三振に仕留めて火消しした。

 ハフが7回も無失点に抑えると、8回は近藤が3者凡退の快投。9回は“新守護神”の梅野が抑え、単独2位の座を守った。ブキャナンが今季初勝利を挙げた。

 阪神は、4月29日の中日戦で完封勝利を挙げた先発・青柳が4回4失点で3敗目(2勝)。打線も援護することができなかった。(Full-Count編集部)

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