災厄“斬り”払う日本刀の形の絵馬 瀬戸内・慈眼院の住職が考案

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土居住職(左)が考案した日本刀形の絵馬

 災厄を“斬り”払います―。「日本刀の聖地」とされる備前長船地区にある刀匠の菩提(ぼだい)寺・慈眼院(瀬戸内市長船町長船)が、日本刀形のユニークな奉納用絵馬を作った。SNS(会員制交流サイト)で紹介されるなど、急増する「刀剣女子」ら熱心なファンの注目を集めている。

 絵馬は縦13.5センチ、横6.3センチで、日本刀の絵とともに「開運厄除(よけ)」「病気平癒」の文字をプリント。厄払いに向け、刃の部分に「厄」と「病気」の文字を配した。刀を打って鍛える“鍛錬”にあやかった「技術向上」などの願い事も記した。

 同院には、江戸期を代表する刀匠・横山上野大掾祐定(よこやまこうずけだいじょうすけさだ)の墓所などがある。インターネットゲームに端を発した刀剣ブームが後押しし観光客が増えてきたが、記念になる品はなかったため、土居龍椢(りゅうかい)住職(44)が絵馬を考案した。

 500円以上を寄付した参拝者に渡して奉納してもらうが、持ち帰ることもできる。土居住職は「刀剣文化の継承や地域の観光振興に一役買えれば」と話している。