ラグマンハウス ドンガン料理が初上陸  日本人好みのさっぱり味

ラグマンを味わうなら、色鮮やかな「Len Fin($8.99)」を。底に隠れているもっちりとした麺と、ぷるぷるなゼリービーンズ、二つの食感を楽しみながらいただこう。こちらもマンティに浸して食べても合う
野菜と肉、穀物が中心のドンガン料理は、シンプルな味付けだけにクセがなく、初めての人でも親しみやすい。デザートには、クルミやアプリコットの詰まったパイ「トンモモ」がオススメ

ブルックリン区シープスヘッドベイに、昨年5月にオープンした「ラグマンハウス」。5人の子供を持つ母親が振る舞う料理は、「ドンガン料理」という、中央アジアの伝統料理。中国を含む広域で親しまれている味だが、同店いわく、アメリカでのレストラン出店は初めてだそう。店内の雰囲気は食堂のようでもあり、ふらりと気軽に足を運びやすい。

同店の名物は、店名でもある「ラグマン」だろう。小麦粉でできたモチモチの麺だ。温かいしょうゆベースのスープと共に、ゼリービーンズ、牛肉、トマト、キュウリ、卵などの具材と混ぜていただく、混ぜ麺スタイル。見た目はちょっと冷やし中華に近いかも。コクがありつつも、さっぱりした味で、日本人の舌にもよく合う。

小籠包を思わせる形をした「マンティ」は、小麦粉でできた薄い皮を割ると、ジューシーな牛肉がこぼれ出てくる。そしてニラ卵やキャベツなどの炒め物は、ソースを蒸しパンに付けて食べるのがドンガン流だ。小皿をたくさん頼んで、みんなでシェアすると楽しい。

Lagman House
2612 E. 14th St., Brooklyn, NY 11235
TEL: 718-872-5979
lagmanhouse.com

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