エンゼルス・大谷 日本時間8日のタイガース戦で復帰の可能性

エンゼルスはまもなく、打線に強力な戦力が加わることになりそうだ。日本時間5月7日、エンゼルスのビリー・エプラーGMは、同8日から始まる敵地デトロイトでのタイガース3連戦に大谷翔平が帯同することを発表。3連戦の初戦に大谷が指名打者として出場するかどうかは、大谷の状態を見たうえで、最終的に判断されることになるようだ。

エプラーは「大谷翔平は明日からデトロイトでチームに帯同する」と明言。「明日の午後に彼の状態を判断し、試合に出場可能かどうかを決定する予定だ」と今後の方針を明らかにした。

昨年10月にトミー・ジョン手術を受けた大谷は、オープン戦やマイナーを含めて今季まだ試合に出場していない。日本時間4月20日から本格的な打撃練習を開始し、戦列復帰に向けての準備を進めてきた。今季は投手としてプレイする予定はなく、来季の投手としての戦列復帰に向けて、週に3度のペースで投手としてのリハビリも行っている。

指名打者として戦列復帰を果たしたあとは、出塁した際に右肘を保護するためにプロテクターを装着する予定となっている。大谷は、右肘にプロテクターを装着した状態での感覚を確かめるために、先週はプロテクターを装着したままスライディングなどの走塁練習を行っていた。投手としての戦列復帰に向けてのスケジュールに悪影響が出ないよう、入念に対策を練っているようだ。

昨季ア・リーグの新人王に選出された大谷は、投手として4勝2敗、防御率3.31、打者として打率.285、22本塁打、61打点をマーク。「二刀流」で大きな注目を集めた大谷の戦列復帰は、世界中の野球ファンから大きな注目を浴びることになるに違いない。そして、戦列復帰の日はまもなくやってくる。

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